トライアスロンの大会に出るには様々な費用が掛かることは、ご想像の通りだと思います。
ですから、大会の時だけレンタルで借りられるものがあれば、全体の費用を大きく減らすことが出来ます。
もちろんレースに出るのですから、自分に合ったものを選ぶという意味では少し選択肢は狭くなりますが、それを含めても金額に見合うものがあれば是非試してみたいものですよね。
ここではトライアスロン大会に出る時に必要なもので、レンタル出来るものをいくつか挙げてみました。
ウエットスーツのレンタル
トライアスロンのスイムは海や湖で泳ぐことになるため、ほとんどの大会ではウエットスーツを着ることを推奨または義務化しております。
ですから、トライアスロンの大会に出るのならばウエットスーツは必要不可欠ということになります。
とはいえウエットスーツはバイクに次ぐ高価なものになりますので、自分の体に合ったものを選びたい半面、大会でしか使わないのであればレンタルで済ます方法もあります。
また、昔作ったウエットスーツのサイズが合わなくなった場合などに、レンタルにしてみるのもアリです。
最近では、ウエットスーツのレンタル業者も随分増えてきましたので、自分の都合に合うお店を選ぶことも出来るでしょう。
利用料金の目安としては、往復の送料を含めて6,000~10,000円くらいが相場のようです。
利用期間としては4~5日間は手元にあり使うことが可能で、使用後は軽く洗って乾かし返却するようです。
尚、支払い方法は代引きが多く、中にはクレジットカードでの支払いが出来るところがあります。
ただ、注意点はいくつかあります。
返却期限を過ぎてしまった場合はレンタルビデオのように遅延料金が発生しますし、予想以上の破損などがあった場合は修理費用が請求されます。
それと、これは既製品のウエットスーツを購入した時も同じですが、サイズは一般的な体形を対象に作ったものなので、トライアスロンをするほど鍛え上げられたアスリートの体形とは異なることがあります。
特に、ウエットスーツで重要なのは全体のフィット感もそうですが、肩や胸周りに一定の余裕があるか柔軟な材質を使っているかがレースを左右します。
クロールは腕を上から下までいっぱいいっぱい動かしますので、その動きに制限があるとタイムに大きな影響が出てきます。その辺をある程度理解した上でご利用になることをお勧めします。
ロードバイクのレンタル
トライアスロンの大会に出るために、ロードバイクをレンタルするという人はなかなかいないと思います。
というもの、本格的なロードバイクは本人の体形に合わせたセッティングが必要なので、プロにやってもらうのが一番です。
更にはその後もある程度の練習を繰り返して、またその都度セッティングをすることもあります。
ですから、ロードバイクを借りてトライアスロンの大会に出ることはあまりお勧めしません。
でも、安く済ませるためにはどうしてもレンタルじゃないと厳しい、という方もいるでしょう。
そんな方には、地域密着型のバイクレンタルという方法ならいいかもしれません。
相場としては1日(日帰り)で3,000~7,000円くらいが多いようなので、前日に慣らし練習するなら一泊二日で5,000~10,000円前後になるでしょうか。
これはお店により配送やセッティングサービスなどの内容が違うため、利用料金にはかなりの幅があります。
また、利用できる地域も限定されているので、インターネットで簡単に申し込みが出来るとは限りません。
ただ、そのレンタルをきっかけにお店の方と仲良くなり、バイクの情報などを聞かせてもらえるかもしれませんし、将来的にそこでバイクを購入できたらいいでしょうね。
中には大会側とバイクショップが提携して、その大会に出場する人にバイクをレンタルしているケースもあります。
尚、ごく一部ですがロードバイクを全国対応でレンタルしているところもあります。
人気の高いロードバイクが大会前後を含む5日間が基本で、15,000円+送料で借りられるようです。
送料は地域により往復で5,000~24,000円ほどになりますので、送ってもらう場所によっては送料の方が高くなる可能性もあります。
ただ、本来なら数十万円するロードバイクが送料は別として10分の1位の料金でお試しできるのですから、これから購入しようと考えている人も借りてみたいかもしれません。
ちなみに全国対応でロードバイクのレンタルをしているのは、下記のサイトになります。
トライアスロンショップ パワーキッズ
バイクケースのレンタル
離れた場所でのトライアスロン大会に出るには、ロードバイクを飛行機の手荷物に預けたり、宅配便で送らなくてはなりません。
そんな時は当然ロードバイクを何かのケースに入れなくてはなりませんので、そういうったバックがあります。一般的には「輪行バック」と呼ばれます。
これは商品自体がピンキリで、簡易的なものからしっかり固定できるものまで様々です。
価格も5,000~70,000円と幅広いですが、安いものだと傷が付きやすく壊れる可能性もあるので、宅配便などで確実に耐えられるものはやはり高く5~6万円はします。
この宅配便に使えるものをレンタルしている業者があり、送料も含めると大体1万円くらいするでしょう。
普段は地元のトライアスロン大会にしか出ないけど、何年かに1回離れた場所での大会に出るのであれば、輪行バックをレンタルするのもいいかもしれません。
その他パーツのレンタル
あとはバイク本体は持っているけど、大会に出るならいいパーツを付けて出てみたいという方もいるかもしれません。
例えば空気抵抗の少ないホイールやサドル、ロングレースでは是非とも欲しいDHバーなどもレンタルで使ってみることが可能のようです。
各種パーツについては自分で取り付けできる方に限りますが、その他にはヘルメットなどもレンタルできるようですので、とにかく探してみると色んなものが出てきそうです。
この辺は初心者の方というよりは中級者~上級者の方が、新しいものを買う前に試してみたいという需要の方が大きいかもしれません。
オススメの移動方法:レンタカーを使う
あえて説明する必要はないかもしれませんが、トライアスロンの大会に出るには様々な用具を揃えなければなりません。
そして、基本的にはそれらを自分で会場まで持ち込み、セッティングをしなければなりません。
車を持っていない方は誰か仲間の車に載せてもうことも出来ますが、そもそもロードバイクなどは場所を取りますので乗用車であれば1台乗せるのが精一杯でしょう。
そう考えると大会に出る時だけでもレンタカーを使えば、色んな悩みがクリアになるかもしれません。
もちろん車で行ける範囲の会場に限りますが、自分で用具一式を車に積んで大会会場に行ければ、誰かに気を遣うこともないですし自分のペースで準備が出来ます。
これは意外かもしれませんが、大会に出る時はトイレや食事などは人それぞれ好みやタイミングがあるので、中にはみんなと一緒に行動すると体調管理が上手くいかない人もいます。
それに初心者の方は自分でバイクの車輪を外して、また付けてセッティングをするということが難しいかもしれませんので、出来れば大きい車で行きたいという思いもあるかもしれません。
そんな時に大きめのミニバンやワゴン車などをレンタルすれば、ロードバイクをそのまま積んで会場まで行けるので、その後の準備が楽になります。