トライアスロンの大会に出るには出場資格が必要なレースもあり、どの大会に出ようかと悩むポイントにもなります。
また人気の大会が定員に達した場合は、抽選や選考などで参加者を決める場合もあるので今後の予定を決める上でも注意が必要です。
そして無事エントリーが完了し、出場が決まっても今度は受付の時にもちょっとした壁があり、何をどうしていいのか分らないこともあるかもしれません。
ここではトライアスロン大会にエントリーする際の注意点と、大会会場での受付方法の流れをご説明したいと思います。
トライアスロン大会へのエントリー方法
トライアスロン大会へのエントリーは、最近ではほとんどがインターネットでの手続きが可能です。
それによりエントリー料金が上がっていることも否めませんが、これも時代の流れということなのでしょう。
では、トライアスロン大会へエントリーする際に気を付けなければならないことは、どんなことがあるのでしょうか。
まずは年齢による制限が設けられておりますので、その点は確認しましょう。
それと共に健康に問題がないか、トライアスロン大会を完走できる力があるかどうかも確認事項になっております。
オリンピックディスタンス(51.5km)のレースの場合
ほとんどの場合上記以外に参加資格は設けられておりません。
基本的にはやる気があればエントリーは可能です。
ただ、中には過去にトライアスロン大会を完走しているとか、水泳で長距離を泳いだことがあるなどの資格が必要なレースもあります。
その際は必要な書面を用意しなければなりませんし、もちろん虚偽の申告はいけません。
ロングレースの場合
ほとんどのケースでトライアスロン大会の完走歴が必要となります。
自らの記録証を提示する場合や、参加した大会のリザルトなどから記録を入力する場合もありますので、それらの指示に従って下さい。
尚、多くの大会では日本トライアスロン連合(JTU)へ登録しているかどうかを問われる場合があり、中には登録者でないと参加できない大会もあります。
その他についてはマラソンレースなどと同じような「誓約書」にサインまたはチェックして、参加の手続きを進めることになります。
参加料の支払い方法は様々ですが、クレジットカードやコンビニ払込票などの方法が多いようです。
人気大会への参加
トライアスロン大会にも人気大会は多く、定員をオーバーした場合は抽選で参加者を決める場合が多いです。
その際はまずはエントリー手続きを完了しその後の結果を待つことになりますので、出場が決まれば所定の手続きが必要な場合もあります。
また人気大会の場合、会場近くのホテルや宿が満室になっていることがありますし、大会側で一括して部屋の斡旋をしていることもあります。
その点は大会のホームページなどでご確認下さい。
日本トライアスロン連合(JTU)への登録
日本国内のトライアスロン大会では、日本トライアスロン連合(JTU)へ登録していることが参加条件となっている大会もあります。
特に大きな大会や各種大会の予選を兼ねている場合は、日本トライアスロン連合(JTU)への登録が必須の場合があります。
日本トライアスロン連合への登録は各地域ごとの団体へ登録する形となりますので、登録費は一般の方は5,000円ほどで、高校生やジュニアの場合は少し安くなっております。
登録するには日本トライアスロン連合のホームページから、所属予定地域の登録画面にて登録及び支払いの手続きをして下さい。
尚、日本トライアスロン連合へ登録することにより参加料が割引となるケースもあります。
今後もトライアスロンを続けようという方は是非登録されることをお勧めいたします。
参加手続き完了後の流れ
大会への参加手続きが完了し出場が確定すると、大会の2~3週間ほど前になると参加案内などが送られてきます。
詳しい冊子などで要項が示されている場合もありますが、ハガキだけで受付方法などが書かれているだけの場合もあります。
複数枚の冊子などになっている場合は、大会全体のスケジュールなどが書かれておりますので、これは必ず目を通してください。
自分が前日や当日にどのような動きが必要なのか、何を持っていけばいいのかなどを事前にイメージしておくといいでしょう。
特に初めて参加する方は隅々までしっかり見ておくことで、イメージが沸き不安が少しでも少なくなることでしょう。
いずれも場合も大会当日や前日の受付方法や日時・場所などが明記されておりますので、それらを確認して大会に備えましょう。
尚、受け付けの際に必要な書類や持参物が書かれている場合もありますので、その点は何度も確認が必要です。
大会の前日受付について
トライアスロンの大会は基本的にレース前日などに受付する場合が多いです。
これは選手の安全を確保する目的で、当日に全てを行うと早朝から準備が必要になりますので、前日にほとんどの作業を終わらせようというものです。
その際に本人確認や必要品のチェックをする場合もありますし、必ず行われるのは競技説明会です。
競技説明会は基本的には出席が義務となっており、コースの細かい説明やルールの確認などが行われ、レース全体の流れも説明してくれることでしょう。
もしも、不明点や不安なことがあれば遠慮せずにどんどん質問するといいでしょう。
なかなか質問しにくい雰囲気の場合があるかもしれませんが、分らないことをそのままにしておくと、どんどん不安が増していきますので早めにクリアにしましょう。
尚、大会の受付時には装備品チェックとしてバイクの動作確認をする場合がありますし、完走証などもその時に確認する場合があります。
いずれにしても、大会前日の受付に必要なものは事前にチェックして臨むようにして下さい。
大会の当日受付について
トライアスロンの大会で当日に全ての受付をするケースは少ないですが、その際は朝早く行われ非常に慌ただしくなりますので様々な注意が必要です。
各書類のチェックやナンバー・参加賞の受け渡し、ナンバリングなども一気に行うので必要なことを忘れないようにしなければなりません。
また、大きな大会では何かわからない行列が出来ている場合があります。
それは受付なのか、ナンバリングなのか、または何かを購入する列なのかしっかり確認して並ぶようにしましょう。
訳も解らずとにかく並んでしまい、あとで失敗したということにならないようにしましょぅ。
大会の前日などに全ての受付を済ませている場合でも、大会当日の朝にはナンバリングと呼ばれる腕などにゼッケン番号を記入する作業もあります。
その後は、バイクやランなどのトランジションのセッティング確認となります。
まとめ
トライアスロンの大会では受付の際に様々なことが行われ、その際には沢山のものを持参しなければならないこともあります。
それらはとても繁雑ではありますが、これらの作業をすることによりいかにトライアスロンの大会に参加することが大変なことであるという気持ちにさせるのも事実です。
受け付け作業をする時には少し緊張しますし、その緊張感が大会に臨む気持ちを高めるのに一役買っているのかもしれません。
いずれにしても、トライアスロン大会の前には必要品をひと通り準備して、それを何度も確認する必要があります。
尚、参加案内などにも必要品は書かれていることが多いので、受付の際に必要なものはそれらで確認してください。