様々な練習を経て初めてのトライアスロン大会を完走すれば、今度は別の大会を目指してみたいと思うのではないでしょうか。
それとも、もうトライアスロンは懲り懲りだと思ったでしょうか。
いずれにしても少し時間が経てば、何か次の目標を作りたくなってくるのではないでしょうか。
ここでは次の大会を目指す時の大会選考や、その他の追加トレーニングなどをご紹介したいと思います。
トライアスロン大会後のケア
まずは、最初のトライアスロン大会を終えたあとの体のケアから取り組みましょう。
トライアスロンではただ単に3種目のスポーツをしただけではなく、それらを続けて行うことにより想像以上の筋肉疲労を起こしている可能性があります。
ですから、すぐにまたトライアスロンの練習を始めるのではなく、一定期間は今までのような練習は控えましょう。
かと言って全く何もしない訳ではなく、ある程度の血流を確保するリハビリ的な運動は必要です。
それはウォーキングやその他の軽いスポーツなど、気軽な気持ちで体を自然に動かせるものが良いでしょう。
大会直前の調整期間にしていた軽いトレーニングでもいいです。
それと肉体的なケアはもちろんですが、激しいスポーツの後ですから内臓のケアも必要です。
大会後の数日、ロングレースの場合1~2週間は内臓の調子が安定しません。
特に夏場のトライアスロン大会で激しいスポーツをして、普段食べないようなものを多く食べていることになります。
これは胃や腸に相当な負担を掛けていることになりますので、正常な生活に支障をきたすこともあります。
出来るだけ刺激の強いものを食べるのは避けて、胃腸に優しいものを選ぶようにした方が良いでしょう。
次のトライアスロン大会の探し方
初めてのトライアスロン大会を終えると、次ももう少しレベルアップしたいと思うでしょうか。それとも、違うタイプの大会に出てみたいと思うでしょうか。
いずれにしても自分が参加できる大会を探してみることから始めましょう。
まずは地元や車で行ける範囲の大会を探して、その中から自分が挑戦してみたい大会をチョイスしましょう。
日本トライアスロン連合(JTU)のホームページでは、全国各地で行われるトライアスロン大会だけではなく類似の大会なども掲載しております。
トライアスロン・デュアスロン・アクアスロン・ウインタートライアスロンに各地域の記録会など非常に細かい情報まで網羅されております。
各地域、開催時期、種目などでそれぞれ検索することが出来ますので、自分に合った大会を選びやすいのではないでしょうか。
また、各都道府県ごとのトライアスロン団体のホームページもありますので、こまめにチェックしてもっと細かい情報などを得ることが出来るでしょう。
次のトライアスロン大会はどのタイプ
恐らく初めてのトライアスロン大会は、レースの流れを始めて体験してこなすことで精いっぱいだったかもしれません。
そうなると、次の大会はもっとこうしてみたいとか、あの時はこうすれば良かったかもなど、様々な反省点や改善できる方法を思い立つのかもしれません。
次の大会をどのタイプのレースにするのか、オリンピックディスタンスでタイムを刻んでいくのか、少し長い距離に挑戦するのか。
JTUのホームページで自分が行ける範囲の大会をいくつか探して、その候補の中から自分が挑戦したい大会を絞っていきましょう。
初めてのトライアスロン大会がどのようなものだったかによりますが、次の大会はもうすこしレベルの高い大会、又は距離の長いものにするというのが妥当でしょう。
各地域では、日本トライアスロン連合のエイジランキング対象の大会が開催されております。
エイジランキングとは、年齢を5歳刻みにして各地域大会での成績をポイントに換算して、全国の年代別ランキングを付けているのです。
もしこれで上位にランキングされれば表彰の対象になりますし、場合によってはアジア選手権や世界選手権などへの出場対象となるかもしれません。
これはトライアスロンを続けていく上での大きなモチベーションにもなりますので、タイムを縮めてそういった方向を目指すのもありでしょう。
また、少し距離の長い大会を目指してみたい方もいるでしょう。
日本各地ではオリンピックディスタンス(51.5km)のレースが最も多いですが、中にはミドル(100km前後)やロング(200km超)などの大会もあります。
これらは大会の開催数が少ないので、エントリーしたからと言って必ず出られるとは限りません。
場合によってはエントリー後に抽選や選考などがあり、一部の方しか出られないということも考えられます。
ですのでオリンピックディスタンスも含めて人気大会は開催時期だけではなく、エントリーの時期やその方法もしっかり把握しておく必要があります。
次のトライアスロン大会に向けてのトレーニング
初めてのトライアスロン大会では、どうような結果だったでしょうか。自分が納得できる、又は満足できる結果だったと言える方は少ないかもしれれません。
それはタイム的なこともあるでしょうが、トランジションなどでの失敗などもその一因かもしれません。
もしも、トランジションでの失敗があったという方なら、次はこうすればいいという方法は考えていると思います。
こればかりはある程度経験を積むことでスムーズに行くものでもありますし、他の選手のやり方などを参考にしていい方法を編み出すというものでもあります。
ですから、自分なりのやり方を作り出していくのもまた楽しいものです。
では、タイム的に満足いかなかった場合は追加のトレーニングが必要でしょう。
その原因は後半で失速したのか、ある特定の種目が振るわなかったのか、色々原因はあるでしょうから自分なりに分析しなければなりません。
もしも、特定の種目が振るわなかったのであれば、今後の課題は解ったかと思います。その種目をしっかりこなせるように改めてトレーニングを積んでいかなければなりません。
トライアスロンを始めるにあたってある程度の練習はしてきたと思いますので、あとはその精度を上げていくことになります。
技術的なものであれば誰かに見てもらったり、経験者の話を聞いてみるのも必要でしょう。
また、タイムが思ったように伸びなかったのであれば、高心拍のトレーニングやインターバルのようなトレーニングをもっと取り入れることも必要でしょう。
もしも、満足いかなかった原因が後半の失速であった場合は、少し時間を掛けて様々な練習をする必要があるかもしれません。
特定の種目という訳ではなく、ただ単に後半のスタミナが持たなかったのであれば、これからはスタミナを持続させるトレーニングが必要です。
一般的にはLSDと呼ばれる、ゆっくり長くするようにトレーニングを取り入れてみましょう。
マラソンであれば1キロ当たりのペースを6~8分くらいで、出来るだけ長い距離を走り続けるような練習を取り入れてみましょう。
そんなゆっくり走ったことがないという方もいるかもましれませんが、これは有酸素運動で体内脂肪をエネルギー源に替える練習でもあります。
もしも失速タイプであった場合は、普段の練習メニューの半分くらいをLSDにしてみてもいいでしょう。
バイクにしても同じような方法で、今まで走ったことが無いような長い距離をゆったりとしたペースで走ってみるといいでしょう。
いずれも、少し多めの水分や食料などを背負ってピクニック気分やプチ旅行のつもりで今まで行ったことが無いような場所に行くのもありでしょう。
トライアスロン大会に出るまでの過酷な練習メニューや、大会での疲労をゆっくり癒す意味でもこのような軽い練習は効果的だと思っていいでしょう。
まとめ
初めてのトライアスロン大会が終わり、体の中は色んな意味で疲労が蓄積されておりますので、それはゆっくり癒す必要があります。
その疲労を癒すと共に、次の大会に向けて徐々にモチベーションを上げていくといいのではないでしょうか。