トライアスロンのランとマラソンの走りとの違いとは

トライアスロンは3種目をこなす競技なので、その中で得意な種目は何かで大会に臨む心理状態も変わってくることでしょう。

そんな中最後の種目となるランは、とても過酷な環境の中で走らなくてはならない場面が出てきます。

とはいえ、トライアスロンという競技では1分1秒でも少ないタイムで完走したいものです。

ランニングというスポーツなら気軽に走れるというイメージがあるかもしれませんが、トライアスロンのランは最初から相当なハンディを背負って走ることになります。

ここでは、トライアスロンのランとマラソンの走りとの違いをについてご紹介したいと思います。

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トライアスロンとマラソン

マラソンはこの大会でしっかり走るぞという気構えで臨むことが出来ますが、トライアスロンのランは水泳と自転車で相当疲労した状態でスタートラインに着きます。

具体的に言うと、まず水泳と自転車のあとでは股関節の使い方が安定しないため最初のうちは思うような動きが出来ずスピードが乗りません。

しかも相当な体力を消耗しているので、10キロランでもすでに20キロを走った後のような感覚になります。

ですからトライアスロンのランは、大会でのランの距離の倍を走るくらいのつもりで臨む必要があります。

triasuron-marason

そんな状態でランをしっかり走り切るには、どうすればいいのでしょうか。

まず最初のスイムでは、選手によりますが主に上半身の力を使い、極力下半身の力は温存して水泳を泳ぎ切ります。

その後のバイクではスイムで使い切った腕や肩の力は温存できるので、体幹や股関節周辺の筋肉を駆使してペダルを回転させます。

そうなると最後のランでは、股関節が上手く動かせないので下半身の動きはかなり制限されます。

そこで上半身の力を使って、何とか下半身を目覚めさせるような動きをしなければ最後までしっかり走り切るのは困難です。

スイムで上半身の力は使いましたが、バイクの間に少しリラックスし回復しているはずですので、しっかり腕を振って上半身をねじるような動きで下半身を連動させるのです。

そんなことでしっかり走れるの?と心配になるかもしれませんが、トライアスロンでは全身の中で残っている力を最大限使って完走しなければなりません。

そうなると、バイクで回復した上半身の力で下半身を動かすしかないというのが現状ですので、最後のランでは腕を振って下半身を目覚めさせましょう。

また、トライアスロンのランではソックスを履かない選手も結構います。

スイムとバイクの時はソックスを履きませんので、出来ればそのままランも走り切れればソックスを履く時間を短縮できますので有利になります。

ただ、ソックスを履かないで走るには慣れも必要ですが、トライアスロン用のランシューズを使用するという方法もあります。

トライアスロン用のランシューズってあるの?

先ほどはトライアスロンとマラソンの走り方の違いを書きましたが、実はトライアスロン用のランニングシューズというのもあります。

ただ、トライアスロン用のシューズを実際に使っている人はトップ選手を除けばごく少数と言っていいでしょう。

その理由は普通のランニング用シューズでトライアスロンに出場しても、クッション性などの「履き心地」としてはそんなに大きな違いはないからです。

それに実際に作られているメーカーが少ないので選択肢が少なく、一般のトライアスロン選手にとってはやや高価なものになりがちというのもあります。

とはいえ、トライアスロン用に作られているくらいですから、バイクを降りたあとの「履きやすさ」が最も重要になります。

トライアスロン用のランシューズで一番特徴的なのは、シューズのひもがゴム製になっていたり、マジックテープになっているものがあります。

ひもがゴム製になっていたり、マジックテープになっているとシューズを締め付ける作業が劇的に速くなります。

ですので、バイクを降りてランシューズを履く時のタイムを短くすることが出来るので、トランジションのタイムを縮めるにはそれも一つの作戦となってきます。

尚、普通のランニング用のひもでも、締めつけて最後にしばるのではなくストッパーと呼ばれる用具で簡単に留めておくことも出来ます。

これは数百円で売られているものなので、トライアスロン選手の中でも使用している人は結構います。

stopper

これらのグッツを使うことにより普通のランニング用シューズを履く時よりは、場合によっては10~15秒くらいは短縮できるのではないでしょうか。

トライアスロンのレースでは、最後の数秒が勝負の分かれ道にもなりますので、トップ選手にとってはとても重要なアイテムであることは間違いありません。

また先程も書いたように、トライアスロンのレース中はソックスを履かない選手もいます。

ですから、当然シューズも靴擦れになりにくいような仕上げにしているのもトライアスロン用シューズの特徴と言っていいでしょう。

あとはメーカーにもよりますが、靴底の水はけがよい構造にしているものもあります。

シューズの履き口付近に指を掛けられるフックのような穴を付けているケースもあります。

ランシューズを選ぶポイント

トライアスロン用シューズの特徴についてはある程度ご説明いたしましたが、実際にはどんなシューズを選べばいいのでしょうか。

トライアスロンとはいえ、マラソン同様に距離が最も重要になりますので、どの距離の大会に出るかで履くシューズも当然変わってきます。

トライアスロンのランはスプリントタイプであれば5キロほどになりますが、アイアンマンなどはフルマラソンの42キロもの距離を走ることになります。

ですからトライアスロン用シューズも選択肢のひとつではありますが、逆にトライアスロン用に限定すると選択肢が狭まることにもなり得ます。

という訳で、ある程度経験があり上位入賞を狙う方なら別ですが、初心者ないし中級者であれば普通のランニング用シューズから選ぶことをお勧めします。

ただ最初にも言ったように、水泳と自転車ですでに相当な体力を消耗したあとに走る訳ですから、ただ単に5キロや10キロ走ると考えると失敗することもあります。

どんなにマラソンが得意な選手でも、水泳と自転車のあとでは本来の実力を発揮するのは非常に難しいものです。

ですから最初のうちは、大会でのランの距離の倍を走るくらいの感覚でシューズを選んだ方が良いかもしれません。

10キロを走るならハーフマラソンで履くようなシューズを、ミドルやロングならフルマラソンで履くようなシューズを履いた方が無難でしょう。

まとめ

最初に話したようにトライアスロンのランはマラソンの時とは違い、自分が思っているような走りはなかなかできないということを認識しなければなりません。

当然、マラソンの時のタイムよりは確実に遅くなりますので、倍くらいの距離を走るつもりでペースも考えなくてはなりません。

また、トライアスロン用のランシューズを履いている選手はいますが、実際にはごく少数であると言っても過言ではありません。

それだけシリアスにタイムを求めるランナー以外は、普通のマラソン用のシューズを履いている選手が大半です。

そういった意味でも、トップ選手以外はマラソン用のシューズを履くものだと思っていいでしょう。

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投稿日:2017年1月2日 更新日:

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